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高齢者救急システムご支援のお願い

超高齢化社会に対応する医療の未来はつくれます

超高齢化社会に対応するため、
国は医療の在り方そのものを
変化させていることをご存じでしょうか?

厚生労働省の調査で、
在宅患者さんを連携医療機関に
緊急入院させようとしたところ、

できなかった経験が「複数回あった」と
一定数の医療機関が答えている背景には
一体何があるのかご存じでしょうか?

はじめまして、地域医療介護連絡会 代表の黒木月光です。
神戸市在住の70歳です。
社会貢献をしようと平成26年から高齢者救急が抱える課題に対峙してきました。
高齢化社会が進む中で在宅医療のニーズは高まりつつあり、急性期医療だけでは今後ますます増加する高齢者を支えるには限界があります。

 


最近でこそ、在宅医療と救急医療に関する問題意識の高まりを実感していますが

どうして高齢者救急の課題が

進展しないのか?

老人ホームの運営経験も踏まえ、良い点や悪い点を含め全て正直にお話しいたします。

身をもって知る地域医療の大切さ

私は働き盛りの50歳を目前に脳梗塞で倒れ救急搬送されました。入院中に、それまで考えもしなかった「健康」や「人の生命」について考えるようになっていました。苦しいリハビリを乗り越える頃には、介護の世界に進むことを決意していました。

退院後には老人ホームを立ち上げ、デイサービスや洗濯代行など高齢者の生活に寄り添うサービスに取り組んでまいりました。

 

 

 

 

私なりに高齢者が安心して暮らせる環境を整えてきた「つもり」でした。

しかし、いくら介護施設をつくったりサービスを整備するだけでは

救える命が救われる

安心できる環境には至らない

と考えるようになりました。私の場合、搬送先病院がすぐに見つかりましたが、万が一、受け入れ先がなかなか見つからなかったら・・・と考えると今でもゾッとします。1人暮らしをしている高齢者がご家族におられるような方には是非ともこのお話を聞いておいていただきたいと思います。

本人・家族の意思確認と個別対応の課題

高齢者の救急搬送受入れを病院が躊躇する理由

その背景の一つには、病院と在宅医の連携がうまくいっていない状況があります。

病院は救急要請を受け入れたものの患者情報を知っている在宅医と連絡がとれなければ、病院は患者情報が得られない状況で救急処置を始めなければならないのが実情です。

そして、後からご家族に「延命治療は望んでいなかった」と言われてしまうと、当然救急現場は混乱し、躊躇するようになってしまいます。

また、平均在院日数を減らすことを求められている急性期病院にとって、長期入院になりやすい高齢者の救急搬送を受け入れることはマイナスになっている事も関係します。

これまでの病院診療が中心だった診療から、国が推進する地域包括ケアシステム(高齢者が住み慣れた地域で最後まで自分らしい生活を続けられるシステム)へと変化させるためには、少なくとも「病院医療」と「在宅医療」の2つの視点で物事を捉える必要があると多くの医師が既に指摘しています。

つまり、「病院医療」と「在宅医療」の連携がとれていない現状を見直し、受け入れ態勢を整備する必要があるという事です。

同じ医療という業界でありながら相互理解できる機会が少ない現実を受け入れ、手を打つ事で初めて救急医療の課題に対処できるようになります。

他にも、同時解決しなければいけない問題に

身元不明は治療遅延の原因

があります。

病院は本人やご家族にリスクを説明後、手術等の治療を始めますが、身元不明の場合や一人暮らしの場合はご家族への連絡にも時間がかかってしまいます。
高齢者は定期的に薬を飲んでいたり、身体に医療機器を装着したりしているケースが多く、組み合わせによっては薬や医療機器が同時に使えない場合がありますので、病院側としては事前に情報を把握してから治療を始めたいと考えるのは普通の事です。
身元不明者の場合は治療の前に検査が必要となる為、その分治療の開始が遅くなってしまいます。これらの理由が複雑に絡み合い一人暮らしの高齢者を積極的に受け入れる病院が限られてしまうのが現状です。

投薬情報

現在服用している投薬の写真があるだけで患者情報をある程度絞り込む事が出来ます。

身元情報

身元が分かっていれば、緊急時でもご家族に意思確認が出来たり的確に処置対応が出来ます。

的確な判断

患者情報があれば余計な検査をしない分、検査費用を抑えたり迅速な処置が行えます。力する内容

病院連携のカギは垣根を超えた情報の共有化

そこで私は病院と在宅医の連携に重要なのは「患者さんの情報共有」で、そこがクリアできれば、体調の急変時にたとえ在宅医と連絡がつかなくても、病院側は知りたい情報が得られるので、受け入れを躊躇する原因は解消できるのではないかと考えました。

さらに身元不明に関しても、事前に情報をご登録いただくことで、治療遅延の問題もクリアできると考えました。

インターネットを通して世界は大きく変わり、今ではスマホがパソコンの代役もこなしています。

インターネットという仕組みが全体をつなげているわけなので、インターネットを使うことで情報の共有化が進み他の課題にも手が打てると考えたのが「救命くん(高齢者救急アプリ)」誕生のきっかけです。

情報共有の仕組みが出来たなら

もし外出中、突然倒れても

身元不明にならない為には?

も同時に考えておく必要があります。外出中に、突然具合が悪くなりその場に倒れてしまったら、周囲の方が119番通報はしてくれても「身元不明」として扱われる事が想定されるからです。

犬と散歩に

お出かけ先で

事前の情報登録は、まだまだ馴染みが薄いこともあり不安な気持ちを持ってしまうのも仕方がないことかもしれませんが、万が一の時、病院連携や、治療遅延対策、身元不明者にならない安心感、苦しいときに電話口での説明が不要、など大きなメリットが得られる事も知っておいてください。

私の実体験で恐縮ですが、具合が悪く119番に電話した際、住所や氏名、容態など色々な質問をされた時、苦しくて話すのも辛い!と感じたことがありました。答えたいけど「苦しい・しんどい」が先に立ち、相手の話も耳に入ってこないどころか、自分の状況をうまく伝えられなかった経験があります。

本当に苦しい想いをした時に欲しかったのは、ボタンを押すだけで救急車が駆け付けて救急処置をしてくれるようなスイッチでした。

なので、「救命くん」アプリには、救急要請ボタンを押した瞬間、GPS技術により居場所情報を救急隊員に送信し、本人が一言も発しなくても現場に向かって救急車が出動する仕組みを取り入れました。

大義に賛同いただける方は日に日に増えています

医師でもない私が高齢者救急に取り組む事で、快く思わない医療関係者の方は当然おられるでしょう。
これまでに出会った多くの方と高齢者救急について語り合ってきました。
置かれている立場によって、意見は二つに分かれる事に気が付きました。
現役世代からは「まだ時期尚早」「自分の利益は?」など想像だにしない返答を数多く聞きました。
一方、高齢者の方々からは「早くしてほしい」「いつから開始なのか?」という真逆の返答が多かったのが事実です。
目の前で困っている方がいたら、そっと手を差し伸べるのが普通の事だと考えていましたが、これほど自己利益優先の方が多いことに悲しい気持ちになった事を思い出します。
2019年に高齢者の救急搬送は、この20年間(1999年から)で2.6倍に増え、搬送者全体の60%が高齢者となりました。
救急搬送の割合を急病に限って見ると、1999年は全体の56.3%でしたが、2019年は65.3%と増加しています。
高齢者の救急搬送が増えるにしたがい、救急現場では心肺蘇生不実施の意思表示など様々な問題が起きるようにもなっています。
現状を踏まえ高齢化率がピークを迎える2040年の事を想像すると非常に怖い気がします。
こうした現実から目を背けて生きる事は、問題を抱え込むこともなく楽な生き方かもしれませんが、私には合わない生き方です。 私は「おもてなし大国」日本が大好きですし、日本の方々のために貢献していきたいと強く思っています。
アプリについていろいろ議論する方もいますが、あくまでもアプリは一つの手段にすぎず、高齢救急の在り方を見つめなおし、「社会に貢献する医療介護」の実現を目指し行動することこそが社会全体にとって必要な事だと思います。

搬送件数は1.6倍に

高齢者は、56%から65%に

「救命くん」の話も少しだけお聞きください

ご家族には、救急状況をメールでお知らせ

病院搬送された場合、ご家族などに搬送先病院などを連絡する必要がある為、救急要請ボタンを押すと同時に、ご家族など指定された緊急連絡先に「救急要請ボタンがあった事を知らせる」メールが最初に送信されます。その後の救急隊員の動きもお知らせするようにいたしました。

緊急時のメールは、小刻みに状況をお伝えする方が良いのではないかと考え合計で4回メールが送信されます。

  1. 救急要請ボタンが押された事を知らせるメール
  2. 救急車が出発した事を知らせるメール
  3. 救急車が現場付近1㎞まで来ると「間もなく救急車が到着します」を知らせるメール
  4. 病院搬送後、搬送先病院を知らせるメール

の計4回、ご指定頂いた「緊急連絡先」にメールが送信されます。

搬送先病院は、ご自宅から遠方の病院へ搬送される事を極力防ぐため、事前に搬送希望先病院を複数登録いただけるよう致しました。

ただし、想定外の病気の場合などは、搬送先病院を医師(かかりつけ医など)の判断により変更する場合があります。


メール送信の特徴

緊急要請時、ご家族にもメールが自動送信されます救急要請ボタンが押されると同時にご家族にもメールでお知らせいたします。
ご家族には、救急車の状況をメールにお知らせし、情報共有いたします。救急車の出発、現場到着、病院への搬送開始など状況をお伝えいたします。救急対応中ということもあり、お伝え出来るのは救急車の移動状況になります。
搬送先病院名等は搬送完了後、ご家族にメールでお知らせいたします。搬送完了後、搬送先病院名や住所、電話番号をメールにてお知らせいたしますので身体状況に関しては搬送先病院にてご確認をお願いします。

地域医療を支える環境づくりは日本の未来に必要です。

地域医療の大切さを感じた方の声

 

自宅での看取りを希望した母

未来に残したい仕組み
(神戸市出身、63歳、男性)

「この仕組みを知っていたら母の最期は違った結果に・・・」
当時、入退院を繰り返し自宅に戻るたびに痩せていく母を見ると、もう長くないかもしれないと感じていました。私が人生最期の時期に医学的介入をあまりしない方が、本人は楽に過ごせる場合もあることを知ったのは母が亡くなった後でした。いざという時に治療をしないというのは見守る家族にとっても決して楽な事ではありませんが、終末期においては、治療しない方が穏やかな最期につながる事もあり延命治療を希望しない方が増えてきている事は事実です。「子供が心配するから」といつもギリギリまで我慢して、人に気を遣わせる事を何よりも嫌う母でしたが、亡くなる直前に救急車を呼んでしまい「自宅で看取ってほしい」「延命治療は望まない」と言っていた母の気持ちに寄り添う事はできませんでした。専門家のアドバイスが貰える環境をもっと早く知っていたら自宅で看取ってあげる事が出来たのではないかと今でも考えることがあります。

 

ここまで聞くと、メリットが多いアプリだと思われるかもしれません。

しかし

デメリットもあります

  • 現在の対応エリアは、神戸市垂水区、神戸市西区、明石市の3エリアのみであるという事
  • 24時間体制で待機している救急隊員の人件費の捻出
  • 1回の出動で救急車にかかる費用(約4万5千円)の捻出
  • デパートのような複数階にわたる大型施設だとGPSで住所は判明しても何階なのかがわからない事
  • 運営費用を補うためアプリ使用料として月額1,100円(税込)の会費が必要な事
  • 更なる研究開発費用の捻出

など費用の捻出が大きな壁になっています。

毎年増え続ける高齢者の救急搬送数システムについては毎年改良され使い勝手を向上させていくことで持続が可能となり社会そのものが良くなっていきます。都道府県によっては行政が先頭に立って行っているエリアもありますが、そうでないエリアの方が多いことは残念でなりません。私たちのしていることが国民にとって意味のあること事なのか、それともそうではないのかは、時間がハッキリさせてくれると思いますが、とてつもなく大きな社会問題への挑戦なので1~2年で解消できる程、容易な事ではありません。

ここで、注意しなければならないポイントもお伝えしておきます。

これら多くの課題を目の前にしたとき、凄く重要な事は目標設定の仕方です。

「2つ目標を設定すると

小さい目標しか達成できない」

という事は目標達成に厳しいビジネスの世界でも往々にしてあることです。

通常の会社でも、同業や部門が違えば言いにくい事が生じたり、しがらみもあるでしょう。何のしがらみもない第3者の立場の方が、正直に伝えやすい場面はあるわけで超高齢化社会における地域医療の在り方という大きな目標に向かって課題を一つ一つクリアするためには、大きな目標を設定できる立ち位置も重要になります。実際に動いてみるとわかることですが、病院・在宅医に限らず多くの機関が複雑に絡むみ合う構造を目の当たりにすることになります。だからこそ、大きな目標に向かって邁進する事ができる立場から今の状況を変えなければ社会は良くならないと思います。小さな目標ではなく、大きな目標を持つからこそ社会問題の解消という大きな結果が手に入るのだと思います。

日本の未来を支える為、地域医療介護連絡会へのご支援をお願いします。

「救命くん」は、1,000円からご支援いただける
医療と介護が連携して高齢者を支えるプログラムです。


ご支援金は100%「救命くん」の稼働支援費に使用します。

項目 内訳
1  救急車の維持管理費  1回の出動で約45,000円(7回/日出動設定)
2  救急隊員の人件費  救急隊員7名+1名
3  アプリ開発更新  アプリ開発の人件費
4  固定費  サーバー維持費、水道光熱費他

「スマートフォン向けアプリ」は、iPhoneやiPad用、Android用とで開発環境や言語が異なるので単独開発する必要があります。

「救命くん」アプリは、「App Store」や「Google Play」といったアプリストアを通じて配布をしますが、この費用も機器固定費に含みます


地域医療介護連絡会にご支援いただいた方には

ご支援後

ご支援いただいたサンクスメールを送らせていただきます。

定期的なご報告

年に一度、活動報告書や収支情報を送らせていただきます。

最新の活動報告

イベントや活動内容のなどの成果をメールでお知らせいたします。

地域の医療を支える事は、日本の未来を変えること。

よくいただくご質問

ご支援お申込み時にご入力いただいたメールアドレスに領収書が自動で送信されます。
紙面での領収書をご希望の場合は、ご連絡いただけば郵送させていただきますが、領収日はクレジットカードのご利用日ではなく、当連絡会へのご支援の着金日となります。クレジットカードをご利用の場合、カード会社を通して当連絡会へ入金されるため、領収日がお申込日の1〜3カ月後となることがございます。何卒ご了承ください。
ホームページへの掲載をご希望の方は、氏名や法人名の掲載をさせていただきます。
法人の場合は、法人名の掲載と法人HPへのリンクをさせていただきます。
クレジットカード以外にもお振込みいただけます。
お振込先は下記に記載させていただきます。
カード情報保護の観点から、ご入力いただいたクレジットカード情報を当サイトが保有しない「クレジットカード情報の非保持化」による運用を致しております。その為、決済窓口は「Stripe.com」となります。
簡単にその仕組みを説明すると「カード情報」を※トークン化(暗号化)し、そのトークン情報だけが送信される仕組みです。
※トークン化とは、入力されたクレジットカード情報を、JavaScriptというプログラミング言語を用いて、 カード情報を特定できないように別の文字列に変換(暗号化)する、高セキュリティのクレジットカード決済方式です。安心してご利用いただければ幸いです。
クレジットカードご利用時、CVCをご入力いただくのですが、イラストで見て頂くのが最もわかりやすいと思います。
下記にイラストをご用意させていただきましたのでそちらをご覧ください。

日本の未来を変えるためご支援をお願いします。

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